MVPを獲得したマキシミリアーノ・アントニオ・エスピニージョ選手(アルゼンチン)
(写真左)

ブラインドサッカーの日本チームは6月5日、「Santen IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2021 in 品川」の決勝でアルゼンチンと対戦し、0対2で敗れた。アルゼンチンは前半2得点。日本は後半、攻撃のチャンスを狙ったが得点できずに終わった。
3位決定戦は、スペインがタイに1対0で勝利した。

高田敏志監督は、決勝のアルゼンチン戦について、「結果的に、ベースとなる守備に綻びがあったところでやられてしまった。悔しいというより、惜しいゲームだった」と振り返った。

今夏のパラリンピックに向けて、試合の後半は攻撃の様々なプランを試せたとし、後半に失点がなかった点を評価。パラリンピック本番に向けて、今大会で把握した課題を整理し、強化を進めていく考えを示した。

川村怜選手は、「試合前にコーチから分析の情報を得て、分析どおりに良い守備ができた。守備のバランスが崩れた瞬間に失点はしてしまったが、ある程度、想定内の試合ができた。もっとゴール前に侵入して打ち切れるところまで、精度を上げていくことが、これからの課題だと思う」と話した。

(執筆:河原レイカ)

(写真提供:日本ブラインドサッカー協会/鰐部春雄)