優勝は、福岡Aチーム

天皇杯・第35回全国車いす駅伝競走大会(3月10日・日曜日)は、福岡Aチームが優勝した。記録は47分22。

この大会は、国際会館前をスタートし、たけびしスタジアム京都でフィニッシュする計21.3キロ、5区間でつなぐコースになっており、京都の街中を車いすのレーサーが駆け抜ける。

今回は、全国から16チームが出場。京都、福岡、大分はA・Bの2チームが出ており、富山県、石川県、福井県の3県は共同で北信越チームとして出場した。

福岡Aは、第1区(6.4キロ)の渡辺勝がスタートから積極的に前に出て、レースをを引っ張った。前回優勝の東京を中継地点手前で振り切り、区間賞を獲得した(記録11分32)。

第2区(2.8キロ)の内田琢馬も健闘し、区間4位(7分53)の走りでつないだ。第3区(2.4キロ)の田中祥隆(7分25)と第4区(5.7キロ)の洞ノ上浩太(11分11)が区間賞を獲得。また、第5区の大津圭介も区間2位(9分21)の快走で、ゴールテープを切った。

福岡Aの渡辺は、自身の走りについて、「昨年より揺さぶりを掛けることができ、最終的にスプリント勝負になっても勝てるように走れました。区間新記録を狙っていたので、そこはできなかったのですが、チームとして勝てて良かったです」と話した。


2位でゴールした岡山。第5区走者の豊田

2位は、岡山(1区:生駒知季、2区:村岡桃佳、3区:能島孝洋、4区:松永仁志、5区:豊田響心)で、記録は51分30だった。

岡山は、パラリンピック出場経験のある生馬、村岡、松永の3選手に、市民ランナーの能島、さらに今後の成長が期待されている17歳の豊田を加えたチーム構成で、昨年の3位から1つ順位を上げた。

3位は、大分Aチーム

3位は大分A(1区:廣道純、2区:笹原拓歩、3区:小玉結一、4区:河室隆一、5区:山口修平)で51分46。第5区の山口が9分19で区間賞を獲得した。

(取材:河原レイカ)

(写真提供:小川和行)