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車いすラグビーワールドチャレンジ2019(10月19日)の準決勝で、日本はオーストラリアと対戦し、56対57で敗れた。
20日の3位決定戦でイギリスと対戦する。

オーストラリアは、今年9月のアジア・オセアニア選手権の決勝で日本が敗れた相手。3番のRyleyBatt選手と10番ChrisBond選手によるパワーとスピードを活かしたオフェンスと、それを生み出すための統制のとれたディフェンスを備えている。
試合は第1ピリオド15対15の同点だったが、第2ピリオドに日本のペナルティからのターンオーバーでオーストラリアがリードし、26対28の2点差をつけた。
日本は粘り強くプレッシャーを掛け続け、第3ピリオドに40対40の同点に追いついた。
最終の第4ピリオドも得点を獲ったり獲られたりの展開が続いたが、日本は1点差を詰めきれず、56対57で敗れた。

日本のケビン・オアーヘッドコーチは、試合を振り返り、「チャンスはいくつかあったが、そこが上手くできなかった。日本のチームに一貫性がなかったところがあり、最後まで同じレベルで続けられなかったのが残念だ」とコメント。
キャプテンの池選手は、「この大会をパラリンピックと位置づけて戦っていた。(敗戦となり)かなり大きな悔しさがチームのみんなにこみあげているのが分かる。金メダルを獲れるチームに変えるために、みんながやるべきことがある。今の努力では足りない。もっともっとやるべきことがあるということを、みんなが認識できたと思う」と話した。

(取材・撮影:河原レイカ)

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日本代表 池崎大輔選手

日本代表 池崎大輔選手