男子・日本は韓国と対戦(10月11日)

男子・日本は韓国と対戦(10月11日)

車いすバスケ・アジアオセアニアチャンピオンシップ大会2日目(10月11日)、男子日本は韓国と対戦し、55対48で勝利した。

日本は第1クオーターは同点で終えたものの、第2クオーターは韓国にリードを許し、9点差をつけられる展開。しかし、日本は焦らず、後半に勝負をかけていた。
第3クオーターに2点差まで詰め寄り、しだいに流れを引き寄せた。
一番大切な局面でベストパフォーマンスができるようにメンバーを入れ替えるかたちをとっていた日本は、第4クオーターに入ると、疲れがみえた韓国を攻めたて逆転した。

藤本怜央選手

藤本怜央選手

藤本怜央選手(4番:4.5クラス)は、韓国戦の勝利について「山を一つ越えられて、リオへの道を歩み始めた手ごたえがあります」とコメント。韓国戦の前半は、相手の高いプレッシャーを感じてしまったが、後半にかけては自身がシュートで貢献することで、チームのムードが良くなったと感じていると話した。

及川晋平ヘッドコーチは、日本チームに対する会場内からの大声援について、「一体感があり、本当に助けられました」と話した。
韓国戦の内容については、「まだまだ満足はしていません。トップの選手を使って勝ちにいった面があります。今日、試合に出なかったベンチの選手の力を引き出せなかったという反省点があります。ベンチの選手も活躍するということをチームの色に入れていますので、その点は、今日は、後手後手にまわってしまいました」と付け加え、本大会を通して、チーム全員の力をさらに引き出し、成長につなげていきたい考えを示した。

今大会は10月10日から17日まで千葉ポートアリーナで開催。
男子は12チームが出場しており、上位3チームにリオ・パラリンピックへの出場権が与えられる。

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【日本代表】男子チーム
藤本怜央(4番:4.5クラス)
豊島英(5番:2.0クラス)
土子大輔(6番:4.0クラス)
永田裕幸(7番:2.0クラス)
佐藤聡(8番:1.0クラス)
香西宏明(9番:3.5クラス)
鳥海連志(10番:2.0クラス)
宮島徹也(11番:4.0クラス)
藤澤潔(12番:2.0クラス)
千脇貢(13番:2.5クラス)
石川丈則(14番:1.5クラス)
藤井新悟(15番:1.5クラス)

女子の日本代表は中国と対戦し、37対48で敗戦。
第3、第4クオーターに中国の攻撃におされ、得点を許した。今大会、女子はオーストラリア、中国、日本の3チームが出場。日本は2戦0勝2敗と、厳しい展開となっている。

車いすバスケットボールは、1チーム5人で競技する。
各選手は、障害の程度により1.0点~4.5点まで持ち点を与えられており、コートに出ている選手の持ち点の合計が14.0点以内でなければならない。なお、持ち点は、点数が小さいほど、障害の程度が重い。