車いすバスケットボールの「三菱電機WORLD CHALLENGE CUP 2019」で、男子日本代表チームは3位決定戦で韓国代表チームと対戦し、50対36で勝利した。

同大会は8月29日から9月1日まで、武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市)で開催され、日本、韓国、イラン、オーストラリアの4か国の代表チームが対戦。オーストラリアは今大会初代王者、イランは2018年のアジアパラ競技大会でアジア王者となった強豪チーム。日本は、初日(8月29日)、韓国に65対42で勝利したものの、30日はオーストラリアに60対77で敗戦。31日はイランに63対57で勝利していた。対戦成績から、決勝はオーストラリアとイランが対戦、58対84でイランが優勝した。

日本代表チームの豊島英選手は、「優勝を目指していたため、3位という結果は悔しい」とコメント。今大会で対戦したチームは、2020年の東京パラリンピックでメダル獲得を目指す際に、必ず倒さなければいけない相手と位置づけ、今大会での戦いを通して見えてきた課題をつめていきたいとした。

及川晋平ヘッドコーチは、3位決定の韓国戦について、「重い試合をしている中で、ホームで常に応援があることが力になった。ディフェンスが鉄壁だったこと、後半、突き抜けることができて良かったと話した。大会全体を通しては、「イランに勝つことができ、世界トップレベルと戦う自信を得ることができた」と評価した。

(取材・撮影:河原レイカ)

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