大会を前に会見に臨んだ各国代表選手とコーチ。前列左から、韓国代表キム・ヨンモ アシスタントコーチ、同チョ・スンヒョン キャプテン、日本代表豊島英キャプテン、イラン代表ハキム・マンソリ キャプテン、オーストラリア代表ショーン・ノリス キャプテン、後列左から、日本代表及川晋平ヘッドコーチ、イラン代表マズヤール・ミラジミ ヘッドコーチ、オーストラリア代表クレイグ・フライデイ ヘッドコーチ

大会を前に会見に臨んだ各国代表選手とコーチ。前列左から、韓国代表キム・ヨンモ アシスタントコーチ、同チョ・スンヒョン キャプテン、日本代表豊島英キャプテン、イラン代表ハキム・マンソリ キャプテン、オーストラリア代表ショーン・ノリス キャプテン、後列左から、日本代表及川晋平ヘッドコーチ、イラン代表マズヤール・ミラジミ ヘッドコーチ、オーストラリア代表クレイグ・フライデイ ヘッドコーチ

「三菱電機WORLD CHALLENGE CUP 2019」の開幕を翌日に控えた28日、東京都内で出場チームの記者会見が開かれた。
この大会は東京2020パラリンピックに向けた日本男子代表の強化を目的に2017年に新設された国際大会で、3回目となる今年が最終開催となる。オーストラリア、カナダ、ドイツを迎えた昨年大会では、日本が全勝優勝を果たしている。

今年は、2017年大会の優勝国で、2018世界選手権3位のオーストラリアと同選手権4位のイラン、そして長年のライバル韓国という3カ国が来日した。11月には東京パラリンピック地区予選となる、アジア・オセアニアチャンピオンシップ(タイ)も控え、その前哨戦ともいえる今大会。1年を切った東京パラリンピックも見据え、日本は強豪国相手にどんな戦いを見せられるかが注目される。

会見では、日本をはじめ参加4カ国のコーチ、キャプテンらも登壇し、それぞれ大会に向けた意気込みを語った。(コメントは下記)

大会は武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市)を会場に、9月1日(日)まで行われる。
▼三菱電機WORLD CHALLENGE CUP 2019 大会公式サイトhttps://wcc.jwbf.gr.jp/2019/

<コメント>

■日本代表: 及川晋平ヘッドコーチ
2020年(東京パラリンピック)に向けたリハーサルがこの3年間、この大会で実現できたのは、日本代表男子にとって理想的な経験であり、感謝しています。今年は特に世界選手権3位のオーストラリア、4位のイラン、そして国際大会では毎回大接戦となるライバルの韓国を迎え、2020年に向けたリハーサルができるのは本当に光栄です。
日本チームもしっかりと準備し、意気込んでいます。(東京パラリンピック)1年前に、大観衆の中で来年を思い起こさせるような素晴らしいプレーをし、この大会を優勝で締めくくりたいと思っています。1試合1試合を全力で戦います。

■日本代表: 豊島英キャプテン
今年で3回目になりますが、毎年、強豪国を招いて開催いただき、代表にとって強化のいい機会となっています。今年はアジアゾーンで接戦になったり、勝ちたいと思っているチームと戦えるので、とても重要な大会となります。ここで勝つことが11月の予選大会や東京2020につながると思っています。
日本代表は約10日前から合宿に入り、東京パラリンピックを想定してこの大会に臨み、選手一人一人、いい準備ができています。昨年の優勝チームからメンバーが一部入れ替わり、新しい日本代表となっていますが、主に(昨年10月の)アジア大会から加わった選手が今大会もメンバー入りしており、比較的長期間で準備ができ、いいチームになっていると思います。

■オーストラリア: クレイグ・フライデイ ヘッドコーチ
昨年の世界選手権(8月/ドイツ)以来、初めての国際大会となります。レベルの高い相手と、質の高いゲームを繰り広げられたらと思いますし、(11月の)予選会を前に、とても貴重な機会となります。

■オーストラリア: ショーン・ノリス キャプテン
国際大会で初めてプレーする、若く新しい選手がいますので、彼らの実力を見るとても貴重な機会になります。私たちはここ2年間で進化し、そのおかげで世界選手権で3位になれました。でも、まだ満足していません。前に向かって、もっと進化していきたいと思っています。

■イラン: マズヤール・ミラジミ ヘッドコーチ
出場機会をいただき、感謝しています。タイのアジア・オセアニアチャンピオンシップの前に、選手たちの実力を試す、とてもよい機会となります。

■イラン: ハキム・マンソリ キャプテン
この大会は初参加になります。来年の東京パラリンピックに向けたいい機会であり、実力を発揮して表彰台の頂点に上がれるよう、がんばりたいと思います。

■韓国: キム・ヨンモ アシスタントコーチ
韓国チームは11月のタイでの予選会と、東京パラリンピックで上位に入ることを目標としています。今回は経験の少ない、若い選手も多いフレッシュなメンバーで臨みます。今大会での順位についての目標はありませんが、若い選手たちのそれぞれの長所と短所を把握したり、彼らが成長する機会になればと思います。

■韓国: チョ・スンヒョン キャプテン
今大会は強豪国がそろっているので、チャレンジャーの意識で戦います。11月にタイで予選会があり、そこでまた顔を合わせるチームなので、どう戦っていくかを学ぶ、よい機会だと思っています。

三菱電機 WORLD CHALLENGE CUP2019の優勝カップ

三菱電機 WORLD CHALLENGE CUP2019の優勝カップ

(取材・撮影:星野恭子)