山本篤選手

山本篤選手

リオパラリンピック(9月17日)の陸上・男子(T42)走り幅跳びで、
山本篤選手が6m62を跳び、銀メダルを獲得した。
1位はドイツのPOPOW Heinlich(ハインリッヒ ポポフ)選手で、記録は6m70。

山本は「表彰台に立っても悔しいの一言です。やっぱり、金メダルを目指してやってきたので」
とコメント。

山本は、1本目、2本目はファールだったが、自身では1本目から
「良いジャンプができているな」と感じていた。
「攻めるしかない」と思って跳んだ4本目で6m62を出した。

2012年のロンドンパラリンピックで、他の選手の記録に圧倒されてしまった経験があるため、
試合の際には他の選手の記録は見ないようにしているが、6m62の記録に2位と表示されたのを見て、
ポポフ選手が6m70跳んでいるのを確認した。6m70超えはいけると思っていたが届かなかった。

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「自分自身の力は100%出して、銀メダルという結果だったと思います。
ハイパフォーマンスで勝負をして負けてしまった感じですね」と山本。

悔しさをにじませながらも、1位のポポフ選手、3位に入ったWAGNER Daniel選手(記録6m57)と
上位を争うかたちとなり、ライバルと競り合うことができたことで、試合そのものは楽しめたと話した。

【取材・撮影 河原レイカ】