リオパラリンピック(9月14日)ゴールボール女子・日本は、
準々決勝で中国と対戦し、3対5で敗れた。
中国は、2012年のロンドンパラリンピックで決勝した対戦した相手。
日本は、センターに浦田理恵選手、ウイングに欠端瑛子選手、安達阿記子選手が入った。
前半2分、欠端が先制。続いて、安達が得点を重ねて、0対2とした。
勢いに乗るかと思われたが、前半の終盤で、中国に1点返された。
後半に入ると、中国に得点を追加され、2対2の同点に。
その後、中国は、回転をかけたバウンドボールを使って攻撃を仕掛けて攻めたてたが、
日本も堅い守りで得点を阻んだ。
試合は延長戦(前・後半各3分)でも勝敗がつかず、
サッカーのPK戦にあたるエクストラ・スロー(選手が1対1で順番に1回ずつ攻守を行う。
サッカーでいえばPK戦にあたる)に入った。
日本は小宮正江選手が1得点したが、中国に得点され、5対3で敗れた。
安達選手は、中国戦について「悔しいですね。敗因は2点リードしていた矢先に、守備で、
私が抜かれてしまったところもありますし、エクストラスローで、私が決めなくては
いけないところ、外してしまいました」とコメント。
リオパラリンピックについては、「楽な試合は一つもありませんでした。
世界のレベルも上がっていますし、厳しい大会だったと思います。
リオパラリンピックへの出場権もなかなか獲れないかたちでしたので、ディフェンディング
チャンピオンという意識はなく、挑戦者という気持ちで臨みました。
世界のレベルがどんどんあがり、日本ももちろん上がっていますけど。
そこに追いつかないと、今後も厳しい戦いが続くと思います」と話した。
キャプテンの浦田選手は「金メダルを目指していたので、届かなかったのは、
自分たちの力なんだと思います。たくさんのご支援をいただきながら、
世界で勝つ準備をしてきたので、本当に悔しいです。
悔いのないプレーはしたんですけど、悔しいの一言です。
たくさんの応援をありがとうございました」と話した。
【取材・撮影 河原レイカ】