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IBSAゴールボール・アジアパシフィック選手権大会(12月7日・予選ラウンド)で、女子・世界ラインキング4位の日本は、世界ランキング2位の中国と対戦し、0対2で敗れた。

日本は前半、1番天摩由貴選手、7番高橋利恵子選手、8番若杉遥選手でスタート。中国の7番WangChunhua選手、1番ZhangXiling選手のバウンドボールや低くスピードのあるボールの攻撃に対し、手堅い守りで得点を許さなかった。
前半の終盤に、若杉に代えて3番欠端瑛子選手を投入。得点を狙ったが、中国の守備も堅く、0対0で折り返した。

後半の序盤、中国の7番がゴールを決めて1点リード。
日本は、天摩に代えて6番萩原紀佳選手を投入した。
しかし、中国の1番に追加点を決められて2点差とされた。
日本は終盤に、欠端に代えて若杉を入れて攻めたが、中国の壁を破ることができなかった。

キャプテンの天摩は、「中国戦で緊張したが、コート内の状況を良くみることはできた」とコメント。ただし、ボールが甘いところに入ってしまうことが多く、点が獲れなかったことを反省点に挙げた。

市川喬一ヘッドコーチは、中国の攻撃について、これまで分析していたとおりだったと説明。予選ラウンドの残りの試合を勝利して勝ち上がり、再度、中国と対戦したいと話した。

今大会・女子は、オーストラリア、中国、インドネシア、日本、韓国、タイが参加。優勝国は、アジア・パシフィック地域の代表として2020年の東京パラリンピックの出場権を獲得する。日本は自国開催国枠で出場権を獲得しているが、東京パラリンピックでの対戦を視野に入れて、優勝を目指している。

日本は予選ラウンド・12月5日にインドネシアに10対0、タイに3対2で勝利。
7日に韓国、8日にオーストラリアと対戦する予定。

IBSAゴールボール・アジアパシフィック選手権大会(千葉ポートアリーナ)
12月5日~8日:予選ラウンド
12月9日:予選ラウンド・準決勝
12月10日:3位決定戦、決勝

(取材:河原レイカ)
(撮影:小川和行)

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