1月半ば、ゴールボール日本代表チームのインタビューで、
「チーム力」というキーワードが出てきました。ゴールボールは、視覚障害者の競技で、
コートに立つのは3選手です。
選手は互いに見えない状態で、音を頼りにプレイします。

ディフエンスでは、相手チームのボールが、どこから投げられるかを察知し、
ボールがゴールに入らないように、右へ左へ動いて防御します。

日本の選手は、海外の選手と比べると体が小さく、
投げるボールも、強くはありません。

その中で、勝利を手にするためには、
固い守りで、相手チームの得点を徹底的に防ぐこと。
そして、1点をもぎとりにいく。
それが、日本チームのスタイルだそうです。

個人の体格や、ボールの強さでみると、日本の選手はそれほど強くない。
しかし、チームになると、個人の力を足し算した以上の、大きな力を発揮できる。

そんな「チーム力」をつくり、高めていくには、
どうしたらいいのでしょうか?

女子チームキャプテンの浦田理恵さんは、

「一番は、信頼関係ですね」
とお話されました。

信頼関係に綻びがあると、
試合のなかで、その綻びがあらわれる。

例えば、ディフエンスのとき、
隣で守っている選手に対して
「この位置まで守ってもらえるかな?」などと不安があると、
本来、自分が実践すべきことを超えて守ってしまうなど
オーバーワークにつながることがあるそうです。

信頼関係をつくるために、
取り組んでいることの1つは、「コミュニケーション」。

例えば、選手間のメーリングリストでの問いかけ、それに対する応答。

誰が、何を、どう考えているかを受けとめ、
自分は、何を、どう考えているかを発する。

そうした基本的なコミュニケーションからスタートしているそうです。

「チーム力」と言いますが、
「信頼する・される」という点や
「コミュニケーション」という点を考えていくと、
「個人の力」も問われるように思います。

「個人の力」を「チーム力」につなげていく。
そういうことかもしれません。

【取材メモ・河原由香里】

写真: ■「チームの力」と「個人の力」

1月半ば、ゴールボール日本代表チームのインタビューで、
「チーム力」というキーワードが出てきました。

ゴールボールは、視覚障害者の競技で、
コートに立つのは3選手です。
選手は互いに見えない状態で、音を頼りにプレイします。

ディフエンスでは、相手チームのボールが、どこから投げられるかを察知し、
ボールがゴールに入らないように、右へ左へ動いて防御します。

日本の選手は、海外の選手と比べると体が小さく、
投げるボールも、強くはありません。

その中で、勝利を手にするためには、
固い守りで、相手チームの得点を徹底的に防ぐこと。
そして、1点をもぎとりにいく。
それが、日本チームのスタイルだそうです。

個人の体格や、ボールの強さでみると、日本の選手はそれほど強くない。
しかし、チームになると、個人の力を足し算した以上の、大きな力を発揮できる。

そんな「チーム力」をつくり、高めていくには、
どうしたらいいのでしょうか?

女子チームキャプテンの浦田理恵さんは、

「一番は、信頼関係ですね」
とお話されました。

信頼関係に綻びがあると、
試合のなかで、その綻びがあらわれる。

例えば、ディフエンスのとき、
隣で守っている選手に対して
「この位置まで守ってもらえるかな?」などと不安があると、
本来、自分が実践すべきことを超えて守ってしまうなど
オーバーワークにつながることがあるそうです。

信頼関係をつくるために、
取り組んでいることの1つは、「コミュニケーション」。

例えば、選手間のメーリングリストでの問いかけ、それに対する応答。

誰が、何を、どう考えているかを受けとめ、
自分は、何を、どう考えているかを発する。

そうした基本的なコミュニケーションからスタートしているそうです。

「チーム力」と言いますが、
「信頼する・される」という点や
「コミュニケーション」という点を考えていくと、
「個人の力」も問われるように思います。

「個人の力」を「チーム力」につなげていく。
そういうことかもしれません。

【取材メモ・河原由香里】