鈴木朋樹選手(右から2番目)

鈴木朋樹選手(右から2番目)

第25回日本身体障害者陸上競技選手権大会(6月7日、8日、ヤンマースタジアム長居で開催)、車いす(T54)の種目では、2020年の東京パラリンピックでの活躍が期待される10代、20代の若手選手たちが、国際大会の経験豊富なベテラン勢に挑んだ。(取材・撮影:河原由香里)

男子1500m決勝は、樋口政幸選手、山本浩之選手、廣道純選手、花岡伸和選手など経験豊富な選手を含む10名のレースとなった。鈴木朋樹選手(関東身体障害者陸上競技協会)は予選2組を2位で通過し、決勝に進出。決勝では6位に入った。上位の選手と比べるとまだ力の差はあるが、駆け引きも必要となる1500mで決勝のレースを経験したことは今後の成長の糧となりそうだ。

鈴木選手は、「スタートで出遅れてしまって、よい位置につけませんでした。3コースに入って1周走ってしまい、そこから追い抜いていって先にいけばよかったんですがいけなくて、入る隙間がなかったです。先にいけば誰かいれてくれるかなという甘い考えでした。自分の勉強不足ですが、今日の結果を今後に活かせればいいなと思います。今後の大会でも決勝に残って、そこで勉強を積んでいって、結果が出せたらいいなと思います」と話した。


【男子1500m決勝・結果】

1樋口政幸 3.04.75
2山本浩之 3.12.93
3廣道純 3.12.98
4渡辺勝 3.15.54
5西田宗城 3.16.88
6鈴木朋樹 3.20.19
7吉田竜太 3.24.65
8吉田高志 3.24.67
9花岡伸和 3.24.69
10安岡チョーク 3.27.24

西勇輝選手(国士舘大学)は、100mの決勝で永尾嘉章選手に続いて2位。
400m決勝では、年下の城間圭亮選手(沖縄身体障害者陸上競技協会)に負けた悔しさも覚えたが、100mの結果は自信となった。

【100mの結果】
1永尾嘉章15.27
2西勇輝 15.54
3樋口政幸 15.68
4渡辺勝 15.72
5佐矢野利明 15.73
6加藤尊士 16.20
7生駒知季 16.27
8城間圭亮 16.35

【400mの結果】
1永尾嘉章48.86(大会タイ記録)
2渡辺勝49.09
3安岡チョーク50.88
4城間圭亮 51.60
5佐矢野利明 51.73
6西勇輝 51.80
7高原圭司 54.35
8小島将平 54.67