山本篤選手を担ぐポポフ選手、隣でポーズをとるダニエル選手

山本篤選手を担ぐポポフ選手、隣でポーズをとるダニエル選手

ジャパンパラ陸上競技大会(7月8日)男子T63 走り幅跳びは、
ダニエル・ヨルゲンセン選手(デンマーク)、ポポフ・ヘンリッチ選手(ドイツ、世界記録保持者)、山本篤選手らが出場。
山本選手は3回目6m41、6回目6m08を記録。
これに対し、ダニエル選手は5回目6m40、6回目6m41を記録し、優勝。ポポフ選手は6m21だった。

ポポフ選手は、今大会も含めて残り2大会で引退することを決めている。
山本選手は、脱臼があり、出場するかどうかギリギリまで検討していた。
長年競い合ってきたポポフ選手と共に出場できるチャンスは今回だけということもあり、最終的に出場すると決めた。

競技終了後、ポポフ選手が、山本選手を担ぎ上げて、3選手でポーズ。
互いの力を認め、高めあってきたことが、観ていた人に伝わったに違いない。
3選手の素晴らしい笑顔があった。

(取材・撮影:河原レイカ)