パラグアイに勝利し、喜びの日本代表

パラグアイに勝利し、喜びの日本代表

IBSAブラインドサッカー世界選手権が11月16日、東京の国立代々木競技場フットサルコートで開幕した。日本は、南米の強豪パラグアイと対戦。前半20分、黒田智成選手がドリブルで持ち込んでゴールを決めた。日本はこの1点を守りきり、1対0で勝利した。初戦の日本対パラグアイ。満員のスタンドから、日本代表チームへの大きな声援がおくられた。後半のパラグアイに攻めこまれる場面、動きが鈍くなる時間帯も、客席からの声援が日本代表の背中をおした。

イメージどおりのシュートでゴールを決めた黒田選手

イメージどおりのシュートでゴールを決めた黒田選手

ゴールを決めた黒田選手は、「こぼれ球をひろってドリブルからのシュートというのは、自分の得意な攻撃でもあるので、思い切ったシュートをうっていこうと思っていました。左にかわして、左足でというイメージどおりのシュートで、ゴールが決まってよかったです。後半は特に、攻め込まれる時間帯が続いたのですが、大きな声援が背中を押してくれました。全国の皆さんの応援で、走りきることができました」と話した。

魚住稿・監督は、「日本は『堅守速攻』をテーマに掲げてやってきましたので、まずは、南米の非常に強いパラグアイを無失点でおさえられたのが一番の手応えでした。勝ち点をとれたのは、今後の展開に向けても着実な一歩です」と話した。

今大会で「ベスト4」を目標に掲げている日本は、11月18日(火)にモロッコと対戦する。

IBSAブラインドサッカー世界選手権は、4年に1回開催されている大会。日本代表チームは、2006年のアルゼンチン大会(7位)、2010年のイングランド大会(8位)に出場しており、3回目の出場となる。
今大会の参加国は12カ国(グループA:日本、フランス、パラグアイ、モロッコ、グループB:ブラジル、トルコ、中国、コロンビア、グループC:スペイン、アルゼンチン、韓国、ドイツ)。優勝国には、2016年のリオパラリンピックへの出場権が与えられる。