「がんばれ! ニッポン!」
そう声をかけたくなる背中があった。
ゴールボール日本代表女子チームの若杉遥選手。
6月26日から7月6日までフィンランドで開催される
IBSA(International Blind Sports Federation)主催の
ゴールボール世界選手権に出場する。
この大会は、2016年のリオ・パラリンピックの予選を兼ねており、
男女ともに上位3カ国の代表チームが、リオへの切符を手にする。
週末に所沢の国立リハビリテーションセンターで実施された強化合宿で、
男子の日本代表選手が試合形式の練習をしていた時、
女子の日本代表選手は、ゴールの裏にいた。
若杉選手は、自分のポジションを想定し、
ゴールの裏で、ボールの音を聴いて、守備の動作をしていた。
世界選手権の優勝。
リオへの切符獲得。
その目標に向かって、一心になっている背中があった。
(取材・撮影/河原由香里)
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