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「これまで、なかったですよね」
「本当に、助かります」

7月2日、3日、東京都の町田市立陸上競技場で
第21回関東パラ陸上競技選手権大会(関東大会)。
今年の関東大会は、これまでになかった取り組みがいくつかありました。

■直行バスの運行
まず、鶴川駅から陸上競技場までの直行バスが運行されたこと。
公共の交通機関を利用する場合、駅から路線バスに乗ることになりますが、競技場に近いバス停から競技場までは徒歩になります。結構な距離を歩きますし、路線バスは本数が限られています。直行バスは、本当に便利で助かりました。

「ちょっと観戦してみたいな」と思った方にとって、
会場までの利便性は、行動を大きく左右するものだとも思います。

■飲食の営業
これまでは飲食の営業がなかったので、大会期間中、会場で購入できるのは自動販売機の飲み物だけ。競技場の近くにはコンビニもありませんので、メディアや観客は昼食を持って会場にいくことが必要でした。
今回は、焼きそば、お弁当、カレーなどの販売があり、出きたての食べ物を購入することができました。

ゼルビーも参加したパラ陸上体験会

ゼルビーも参加したパラ陸上体験会

■パラ陸上体験会
大学生や子供たち、そして町田市長、サッカーFC町田ゼルビアのキャラクター・ゼルビーも参加して、伴走と車いすの体験が行われました。
参加者は練習をした後、チームを組んでリレーで対戦。大いに盛り上がりました。
体験会はこれまでもあったと思いますが、関東大会で、これほど盛り上がったことはなかったのではないでしょうか。

観るだけでなく、やってみて、感じることから気がつくことがたくさんあります。競技の奥深さ、面白さも感じることができた方もいらしたようです。

これらの取り組みは、2020年の東京パラリンピックに向けて、
パラスポーツをする人だけでなく、
支援する人、知る人、観る人を増やしていく取り組みの一つ。

送迎や昼食などは「ないことが、当たり前」のようになっていたけれど、「あったらいいな」と思う気持ちは、心の片すみにありました。

私の中では、「あったらいいな」が実現された出来事でした。

近いうちに、「あるのが、当たり前」になる日が来るのかもしれません。

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