第24回日本身体障害者陸上競技選手権大会が6月8日、9日、大阪の長居第2陸上競技場で開催された。7月に開催される世界選手権に出場見込みの選手たちも出場。自己ベストの更新や日本記録の更新を目指した。競技の模様を写真でお届けする。(撮影・河原由香里)
走る!
- 男子5000m(T11)谷口真大選手/ガイド 池澤暁さん
谷口真大選手は、10000mを35分09秒58で走り、大会新記録。5000mでは納得する走りができなかったため、気持ちを切り替えて、10000mの1本に集中して走ると決めていた。1周84~85秒という目標設定をしているが、安定したペースで走ることができ、結果につながった。
- 男子800m(T11)和田伸也選手/ガイド 中田崇志さん
和田伸也選手は800m、1500mに出場。800mは2分11秒05の日本新記録。1500mは4分22秒11だった。7月の世界選手権では、1500m、5000m、マラソンに出場する予定。マラソンはT11とT12のクラスが分かれていることもあり、メダル獲得を狙う。
- 女子1500m(T13)佐々木真菜選手
佐々木真菜選手は、1500m5分41秒76の日本新記録を達成。自身の持っていた日本記録6分05秒95を更新した。
- 男子800m(T54)決勝
- 男子400m、800m(T53)など 廣道純選手、写真は1500m予選
世界舞台でのメダル獲得を目指して、試行錯誤を続けている廣道純選手。「父ちゃ~ん、がんばって」という愛娘の声援を受けて、走った。今大会は、100m、200m、400m、800m(T53)で優勝。1500m(T53-54)は3位だった。
- 男子800m、1500m(T54)など 樋口政幸選手 写真は1500m予選
- 男子1500m(T54)など 山本浩之選手 写真は1500m予選
- 女子100m(T42) 村上清加選手
- 男子(T42-46)4×100m 芦田創選手、山本篤選手
男子(T42-46)4×100mリレーは、第1走者・多川知希選手(T46)、第2走者・佐藤圭太選手(T44)、第3走者・芦田創選手(T46)、第4走者・山本篤選手(T42)で臨んだ。
新メンバーでバトンの精度を高め、世界選手権へつなげる。
投げる!跳ぶ!
- 男子 砲丸投げ(F44)嶋田剛選手
- 男子 砲丸投げ(F42)松原正文選手
- 女子 砲丸投げ(F44)高土文子選手
高土文子選手は、8m48で大会新記録を出した。
- 男子 砲丸投げ 投擲台使用(F54)萩本昇選手
- 男子 砲丸投げ 投擲台使用(F56)大原明選手
- 男子 砲丸投げ 投擲台使用(F55)田岡勉選手
- 男子 やり投げ (F42) 眞野雄輝選手
- 男子 三段跳び (T46) 羽根裕之選手
(撮影・河原由香里)