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【取材メモ】

2015年、
皆さんは、どのような年にしたいですか?

障害者スポーツ(パラスポーツ)に関して、
2015年を考えるとき、
やはり、気になるのはパラリンピックまでの時間です。

次のパラリンピックは、
2016年のブラジル・リオパラリンピック。

今年、開催される国際大会での成績によって、
日本チーム・選手のリオ・パラリンピックへの出場権・出場枠が決まる
競技もあります。

2015年は、
リオへの切符をつかむための年、
リオに向かって、さまざまな物事が動き出す年といえるかもしれません。

2012年のロンドンから、2016年のリオまでの4年間を
一つの区切りとしてみると、
すでに半分は過ぎて、残り1年半ちょっとというところ。

4年という時間を、
コップ1杯の水に例えたら、
水は、コップ半分より少なくなっています。

それを、どう捉えるか。

「もう、こんなに少なくなっている」と思うのか、
それとも、
「まだまだ、こんなにある」と思うのか。

選手にとっては、
持っている時間を最大限に使って、
どんなに厳しい練習を積んでも、
十分すぎることはないかもしれません。

最後は、「やるだけのことはやった」と思えるかどうか。

そう割り切れるだけのことを、
勝負の舞台に立つ前に
やっておけるかどうかなのかもしれません。

2020年東京の前に、2016年リオがある。

自国開催は大きな意味があると思いますが、
まずは、リオ・パラリンピックまでの選手たちの歩みをしっかりみること、
しっかり応援することが、次の東京につながってくると考えています。

リオまでの時間、
見る人、応援する人、伝える人、それぞれが
「やれるだけのことはやった」と思えるだけのことをしたら、
パラリンピックは、よりいっそう面白くなる気がします。

その経験を、次の4年につなげたら、
4年間の密度はさらに濃いものになり、
2020年は、東京パラリンピックは、もっともっと面白くなるはずです。

まずは、2015年、
全力で頑張る選手の皆さんを、全力で、応援したいと思います。

(取材担当 河原由香里)