マークを受けながらパスをする仲里選手。正確なスローができるのも四肢障害の競技で大きな武器になる。

マークを受けながらパスをする仲里選手。正確なスローができるのも四肢障害の競技で大きな武器になる。

ウィルチェアーラグビー日本代表は2月13日、練習の模様を報道陣に公開した。
今回の合宿では「ミッドポインターの強化」を中心に、8分間のゲーム形式で選手のラインナップを変えながら動きの確認を行った。
それぞれ開始前と途中の4分に必ずミーティングを挟み、ケビン・オアーHCが指示を出した。
練習中は、選手それぞれが積極的にコミュニケーションをとる姿が多く見られ、チームの士気の高さを感じさせた。

ケビンHCは、「日本代表のハイポインターは世界に通用する。つまり、それを止める事ができれば世界のプレーヤーを止める事ができる」と選手たちに声を掛け、チームの意識向上を図った。

また、キャプテン池透暢選手は「ハイポインターを押さえ込まれてミッドポインターの勝負になることも予想される。技術面だけでなく、マインドの部分も重点的に強化している。選手それぞれが課題を持って取り組んでいる」と話した。
ウィルチェアーラグビー日本代表は、2月25日からイギリスに遠征し、イギリス、フランス、カナダと対戦する予定。

ゲームを中断して指示を出すケビンHC

ゲームを中断して指示を出すケビンHC

ミーティングでは選手も活発な意見交換を求められる

ミーティングでは選手も活発な意見交換を求められる

コートの外でも、選手同士が意見を交換

コートの外でも、選手同士が意見を交換

ハイポインターの池選手と対峙する菅野選手

ハイポインターの池選手と対峙する菅野選手

鬼気迫る形相で、池崎選手の追撃を振り切る羽賀選手

鬼気迫る形相で、池崎選手の追撃を振り切る羽賀選手

(取材・撮影:小川和行)