先頭を走る日本の鈴木朋樹、後ろにマルセル・フグ(スイス) (撮影:小川和行)

東京パラリンピック(8月30日)陸上・男子(T54・車いす)1500m予選で、日本の鈴木朋樹は予選2組の着順7着、タイム2分56秒34で拾われ、決勝進出を決めた。

予選2組は、今大会5000mで金メダルを獲得したマルセル・フグ(スイス)、5000m銅メダルのプータレート・コンラック(タイ)、400m金メダルのダニエル・ローマンチャック(アメリカ)などの強豪選手がスタートラインに並んだ。

レースは、スタートで飛び出した鈴木が集団の先頭で引っ張る形となった。マルセルは鈴木の後ろ、2番手にピタリとついて様子をうかがう展開。残り1周過ぎ、マルセルがスパートをかけて、他の選手と差をつけてゴールした。2着に章螢(中国)、ダニエル・ローマンチャックが3着に入った。鈴木は最後の直線で追い抜かれて7着。

1500m決勝には、10選手が出場する。予選1組、2組それぞれ上位3着までの選手が決勝に進出。残り4選手はタイム順に拾われる。予選2組は出場選手全員が3分を切った。鈴木はタイム順で決勝に残った。

(文・写真:河原レイカ)
(写真提供:小川和行)

差をつけてゴールするマルセル     (撮影:河原レイカ)