第31回日本パラ陸上競技選手権大会 2020/09/05  中西摩耶の跳躍

 日本パラ陸上競技選手権大会が9月5日~6日、埼玉県の熊谷スポーツ公園陸上競技場で開催された。新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年に予定されていた東京パラリンピックは1年延期となり、今シーズン春から夏にかけて開催予定だった陸上競技大会も相次いで中止となっていた。今大会は感染対策のため無観客での開催となったが、好記録が生まれた。

女子T64クラス・走り幅跳びで、中西摩耶(阪急交通社)が5m70のアジア新記録・日本新記録をマーク。男子T11クラス・1500mでは、和田伸也(ガイド長谷部匠、長瀬産業)が4分5秒75のアジア新記録・日本新記録を出した。

第31回日本パラ陸上競技選手権大会 2020/09/06 、ゴールする和田伸也

また、男子T20クラス・1500mは、赤井大樹(十川ゴム)3分56秒24のアジア記録タイ、岩田悠希(one’s)は3分56秒36で僅差で2位に入った。

第31回日本パラ陸上競技選手権大会 2020/09/06  T20クラス赤井(左)と岩田(右)
第31回日本パラ陸上競技選手権大会 100mと200mで記録を更新したT37の松田

第31回日本パラ陸上競技選手権大会 2020/09/06 T47の重本(右)

このほか、男子T37クラスの松田將太郎(長岡AC)が200m26秒55、100m12秒85でともに日本新記録。女子T47クラスの重本沙絵(日本体育大学)が100mで12秒85の日本新記録を出した。
(執筆:河原レイカ、写真提供:小川和行)