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2013年ジャパンパラ陸上競技大会では、200mで26秒66の大会新記録を出した山本篤選手(T42)。
7月の世界選手権では走り幅跳びで金メダルを獲得し、大きな国際大会を終えた後に迎えたジャパンパラだったが、200mは昨年の記録を上回り、「まずまずの記録が出たので、まあまあ、いい感じです」と話した。

山本は、毎年、春先に走りの形をだいたい決めて、その年のメインとなる大会にピークをもっていけるように調整している。
世界選手権を終えた今は、再度、走り方について意識を変え、試行錯誤を始めている。
例えば、健足はつま先で地面を蹴るタイプだが、蹴る位置はどこが一番いいのかを探りながら走ったりしているという。

「変化をさせなければ、タイムは上がらないと思っています」と山本。
もう一段、上の記録を目指して、挑戦は続いている。
(取材・撮影 河原由香里)