男子(T52)400m決勝

男子(T52)400m決勝

IPC陸上世界選手権(10月31日)の男子(T52)400m決勝で、佐藤友祈選手(26歳)が金メダル、上与那原寛和選手(44歳)が銀メダルを獲得。両選手ともに、男子(T52)1500m(上与那原選手が銀、佐藤選手が銅)とあわせて、2つめのメダル獲得となった。

佐藤選手は、400m中盤からの加速と伸びを持ち味としている。400m決勝は4レーンとなったため、6レーンの上与那原を追いかけるかたちで走り、前へあがっていった。

佐藤は「金メダルという結果になったことは嬉しいです。決勝では、6レーンの上与那原選手の背中を追わせていただきました。上与那原選手とはお互いベストを尽くして、良い結果になったと思います」と話した。

上与那原は、「自分の思い通りには運べなかったレースになりました。今日は走った感じ体が重くて、少しアップミスだったかもしれません。ゴールの手前まで自分が前で引っ張るつもりだったんですが、ゴールよりだいぶ手前で佐藤君に差され(追い抜かれ)てしまいました。リオ・パラリンピックでは、すばらしいパフォーマンスができるようにしたいです」と話した。

佐藤選手(左)、上与那原選手(右)

佐藤選手(左)、上与那原選手(右)

(取材・撮影:河原由香里)