日本女子は、初戦で中国と対戦

日本女子は、初戦で中国と対戦

アジアパラ競技大会のゴールボール女子で、日本は中国と対戦し、4対3で勝利した。
日本は、小宮正江選手、若杉遥選手、浦田理恵が先発。
日本は、試合開始早々、中国のペナルティで先制した後、若杉が2得点。終盤に小宮が1得点を決めた。中国はバウンドボールやスピードのあるボールで3得点。4対3で折り返した。後半の日本は、両ウイング(小宮と若杉)を天摩由貴選手、欠端瑛子選手に交代。1点差を守りきった。

キャプテンの天摩は、「相手に点を取られる部分もありましたが、初戦でしっかり勝つことができたのは、次につながる良い流れだと思います」とコメント。
日本の攻撃は、中国のセンターを左右に振ることを意識し、ボールが選手の間を通過するように相手の手先、足先を狙った。若杉は、「センターを左右に振って、相手がオーバーワークしたところで得点を決めにいくことが、しっかりできました」と話した。

センターの浦田は、「今大会は、チームとして、しっかり守りきることをテーマに臨んでいます」と説明。中国チームのボールの威力が上がってきているが、防ぐことができないボールではないと感じている。チームとしてディフェンスのラインをしっかり整えて、次の試合に臨みたいと話した。

【女子】
浦田理恵
欠端瑛子
小宮正江
髙田朋枝
天摩由貴
若杉遥

男子はイランと対戦

男子はイランと対戦

■日本男子、イランに後半残り5秒で追いつかれ、引き分け

ゴールボール男子・日本代表チームは、前半、山口凌河選手、金子和也選手、田口侑治選手が入り、金子が得点を重ねて4対2とリードして折り返した。
後半は開始3分でイランが得点。しかし、日本はイランのペナルティによるチャンスをしっかりと決めて、5対3と、一時は2点差をつけた。
後半は残り5分を切ると、イランのベンチ側の動きがあわただしくなり、選手交代、タイムアウトなどが激しくなった。日本は、後半残り1分で点をもぎ取られて、5対4。残り5秒で追いつかれ、5対5の引き分けとなった。

このゲームで5得点を決めた金子は、「世界選手権の時に戦ったイランにリードして、先制点を獲れる展開ができたので、成長だと思います」と話した。リードしながらも最終的には追いつかれ、引き分けとなったことについては、「無理やりでも点をもぎとるボールに、自分も含めて日本はまだ弱いので、そこを含めて(チームの力を)上げていけたらと思います」と話した。

日本男子チームの江黒直樹コーチは、「同点で勝ち点1を獲得できたので、良かったと思います」とコメント。
キャプテンの川島は、「勝ち点1を獲れて、イランに負けなかったということが、男子チームにとっては一番大きかったです。予選リーグを戦う中で、この勝ち点1は必ず最後に生きてくると思います。ただ、最後の相手の5点目は抑えなくてはならないものですし、そこができないと世界が見えてこないと思います」と話した。

【男子】
安藤勇二
金子和也
川嶋悠太
田口侑治
辻村真貴
山口凌河

(取材・撮影:河原レイカ)