鈴木徹選手

鈴木徹選手

陸上・T44の鈴木徹(すずき・とおる)選手は、9月のジャパンパラ陸上競技大会の走り高跳びで1m98を記録。今シーズンの調子は、上向きだ。
ジャパンパラの少し前からは、バーを越える際の体の反る動作に焦点をあてて、調整を進めている。

■調子は上向き 2m超えの跳躍へ
■陸上・T44 鈴木徹選手

9月のジャパンパラ陸上競技大会で1m98の記録でしたが、2mをかけることができました。
体の反る動作を戻すのが早すぎるということがあったので、反っている時間を長くもてるように修正していけたらと思っています。

人間の体は、反る動作をしたときに、反射的にもとに戻そうとするんですね。人間の体としては危険な動作なので、もとに戻すんです。そこを、反っている時間を長くもって、バーの上をよい感じで抜けるようにできたらと思っています。「自動化」、つまり、意識せずにできるようにしたいです。
ジャパンパラの3週間くらい前から取り組んでいたんですけど、ジャパンパラでは、まだ、できていなかったですね。高さを出しながら、反るというのは難しいんです。コーチにビデオを見せて、取り組んでいる感じです。

アジアパラ競技大会では、走り高跳びはポイント制で競うことになるので、どうなるか分からないんですけど、2mを跳べばメダルの可能性がでてくると思います。

今シーズン、状態としては上向きできています。
個人種目でメダルを獲りたいというのはありますね。

(2014年9月/取材・撮影 河原由香里)