優勝のfree bird mejirodai

KPMGカップ2022 ブラインドサッカー クラブチーム選手権の決勝(2月27日、富士通スタジアム川崎)は、free bird mejirodai がAvanzareつくばに2対0で勝利し、優勝した。free bird mejirodaiは前半に丹羽海斗が1得点、後半には園部優月が1得点を挙げた。

MVPの園部

大会MVPを獲得したfree bird mejirodaiの園部優月は、優勝について「心の底から嬉しいです」と笑顔。

日本代表チームのキャプテン川村怜が属するパペレシアル品川に今大会の準決勝で勝利し、決勝に勝ち進むことができたことについても喜びを表した。

決勝の試合内容については、「前半は、味方同士の声掛けがうまくいかなかったり、相手選手との距離感がうまくつかめず、相手に抜かれてしまったところがありました」と振り返った。ハーフタイムにチーム内で話あい、切り替えて臨んだ後半は、自分たちの攻守のスタイルに持ち込めたという。

自身が決めた後半の1得点については、「これまではフリーキックで焦りがでて、枠内に決められないことがありましたが、監督から『遊び心を持って』と言ってもらえたことで、フリーキックから落ち着いてボールを持ち出し、相手を1人交わしてシュートを打つということがイメージ通りにできました」と話した。

また、今大会を通じて捉えた自身の課題については、「気持ちに焦りが生じると、普段はできているプレーができなくなることがあるため、調子が悪い時でも早く修正できるようにすること」と指摘。さらに、「キープ力とシュートの確率を高めること」を挙げた。

(取材・撮影:河原レイカ)