IPC(国際パラリンピック委員会)公認 日本パラ陸上選手権大会で、
佐藤智美選手(T13)が100m13秒13、200mも27秒39で走り、100m、200mともに日本新記録を出した。
佐藤は、100mで出した13秒13について「自分としては13秒を切り、12秒台と考えていたので悔しいです。
自分の走りとしては、良い加速ができました。もう少し加速ができたらと思います。
最初のブロックからの加速が苦手だったんですが、そこを練習で集中してやってきました。
まだ、もう少しだったと思います。ただ、日本記録を更新したということは次につながる大きなチャンス
だと思います」と話した。
澤田優蘭選手は、女子・走り幅跳び(T12)で、4m94を記録。自身の持っていた日本記録を更新した。
澤田は、「今回の目標は、日本記録更新でしたので、まずまずかなと思っています。
この大会に関しては、助走の安定と踏切からの空中姿勢を意識して臨みました。
ファールがあったりするので、そこがないようにしたいと思いました。
目標としては、ジャパンパラ(6月、新潟県で開催)で5mを目指して跳びたいと思います。
今後は5mを確実に跳んで、リオ・パラリンピックを目指したいと思っています」
和田伸也選手(T11,ガイド:行場竹彦さん)は5000m決勝(5月1日)で16分17.17の大会新記録。4月30日の1500m決勝は失格となってしまったが、レース後にガイドの行場さんとルールやコーナーでの声のかけ方、ロープの握り方などを確認して、5000m決勝に臨んでいた。1500mの走りも好調を感じていたが、暑さの中で5000mの大会新を記録した。
(取材・撮影/河原由香里)