BC2、杉村(写真右)が廣瀬に勝利し連覇

BC2、杉村(写真右)が廣瀬に勝利し連覇

第20回日本ボッチャ選手権大会が12月1日~2日、福島市国体記念体育館で開催された。
障害のクラス別(BC1、BC2、BC3、BC4)に個人戦が行われ、国内トップ選手同士が対戦した。

BC2は、日本の2大エース、杉村英孝選手と廣瀬隆喜選手が決勝でぶつかり、杉村が廣瀬を破って大会2連覇を果たした。
杉村は、予選での戦いぶりを見ていて廣瀬の調子の良さと感じていた。
自身の調子はそれほど良くはなく、今大会については納得のいくゲームはなかったという。
決勝での勝因は、第4エンドの5球目を狙いどおりに入れることができたこと。
ジャックボールの裏側に入れることで、パワーのある廣瀬の球に弾かれても失点を防ぐ狙いが効いた。

杉村の投球

杉村の投球

BC3は河本が逆転勝利

BC3は河本が逆転勝利

実力が拮抗している選手が出場しており、混戦が予想されたBC3は、河本圭亮選手が優勝した。
河本は、BC3の選手層が厚くなっていることについて、
「自分は、アプローチ、プッシュ、ヒットを練習しています。そういう練習をしている選手が多くなって、ボールの弾き方、当て方を研究している方が増えてきていることで、レベルが上がってきていると思います。
そういう厳しい中で、BC3でボッチャができていることがすごく幸せです」と話した。
河本は今大会2連覇。2020年の東京パラリンピックまで、3連覇を目標としている。

BC4は江崎が昨年の雪辱を果たす

BC4は江崎が昨年の雪辱を果たす

BC4は、江崎駿選手が優勝。
江崎は、昨年と比べて自身が成長できた点について、「試合の中での粘り強さですね。全体を通して競り合った試合が多く、その中でギリギリのところで勝てたことが一番大きな成長です」と話した。また、BC1は、藤井友里子選手が優勝した。

BC1、藤井友里子の投球

BC1、藤井友里子の投球

(取材・撮影:小川和行、構成:河原レイカ)